取材日記:さわやか自然百景 新春特集

2022年11月 担当:AD佐藤

日曜日の朝に放送され、ファンも多い「さわやか自然百景」。
例年1月2日頃には通常回とは少し異なる”新春特集”が放送されます。
今回のテーマは「世界自然遺産」。
「白神山地」と「屋久島」が日本で初めて登録されてから2023年で30年を迎えるということで、2021年に登録された「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」も含めて日本の世界自然遺産5か所を特集しました。
今回撮影で訪れたのは、秋田県と青森県にまたがる「白神山地」と沖縄県の「西表島」。
もちろん人生初訪問の両場所。
白神山地では、番組本編でも言及があったブナの実を実際に食べてみました。
味はまさにナッツ。豊作の年はこの実が絨毯のようにそこら中に落ちているので、
生きものたちにとっては何とも豪華な風景です。
一方の西表島はやはり南国。白神山地が10℃ほどの時に、こちらは20℃以上。湿度も高くて危うく風邪をひくところでした。
東京から行くには、羽田から石垣島へ飛行機で3時間ほど、さらに島内を30分ほど移動して高速船乗り場から1時間弱。
やっと着いたと思うと西表島内のタクシーは数台、島内を南から北までぐるっと走るバスも数えるほどの本数。
やはり最果ての地は事前の計画や準備が必須です!

西表島の干潟での撮影終わり、ガイドさんとマングローブ林を歩いているときに見つけたのがこちらのガザミ。
普段はマングローブの根元にある穴の中に住んでいて、巨大なハサミを持っています。
「はさまれたら指がとれるよ」と飄々としながら言うガイドさん。そんな軽い感じで恐ろしいことを。。。
へっぴり腰になりながら恐る恐る近づいて写真を一枚。ガイドさんが「今日はごちそうだ」と持って帰っていったとかいかなかったとか。
そんなこんなのロケが2022年最後のロケでした。
果たして2023年はどんなところに行けるのかなぁ。

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