ニッポンの里山 ふるさとの絶景に出会う旅「鳥たちが集まるハゼノキの森 ~長崎県島原市~」

 古から神社仏閣など人々の暮らしを照らしてきた和ろうそく。原料には、ミツバチの巣(蜜蝋)や漆の実(漆蝋)などが使われ、最も高級とされるのは、櫨の実(櫨蝋)で作ったものだ。長崎県島原市は、ハゼノキを使った櫨蝋作りが盛んな地域。秋、葉が真っ赤に染まる紅葉の時期を終えると、収穫が始まる。7メートル近くある木をハシゴに登りながら1つひとつ手作業で収穫していく。収穫を終えた木を見ると、所々にまだ実が残されている。実は、これは鳥のためで食べものが少ない冬の貴重な栄養源になっているのだ。ハゼノキの森には、アトリやメジロ、シジュウカラといった鳥たちがたくさんやってくる。

番組名:ニッポンの里山 ふるさとの絶景に出会う旅「鳥たちが集まるハゼノキの森 ~長崎県島原市~」
シリーズ:
放送予定日:2018年2月12日(月)07時00分~07時10分
放送局:NHK BSプレミアム

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